【裏技】ANA特典航空券のおトクな発券方法を紹介!

今夏にオセアニアへ旅行することが決まりました!期間は23日間…!!!

それに先立ち、先ほどANAマイルを使って特典航空券を発券しました。

今回はイレギュラーな方法でチケットを発券してみたので、発券ルールやオトクな発券方法について紹介していきたいと思います!!

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特典航空券について

特典航空券の種類

ANAマイルを使って発券できる特典航空券(国際線)は、大きく次の2つに分かれます

特典航空券の種類
  1. ANA国際線特典航空券
  2. 提携航空会社特典航空券

1.はANA便のみを対象とした航空券、2.はANAと提携を結ぶ航空会社も対象とした特典航空券です。
ANAだけでは行くことのできる場所も限られてしまうため、遠隔地は基本的に2.となります(アフリカや中東、南米へはANAの直行便はありません)。

ANAの提携航空会社は次の通り

スターアライアンス加盟航空会社
  • ANA(NH):日本
  • アドリア航空(JP):スロベニア
  • エーゲ航空(A3):ギリシャ
  • エアカナダ(AC):カナダ
  • 中国国際航空(CA):中国
  • ニュージーランド航空(NZ):ニュージーランド
  • アシアナ航空(OZ):韓国
  • オーストリア航空(OS):オーストリア
  • アビアンカ航空(AV):コロンビア
  • ブリュッセル航空(SN):ベルギー
  • コパ航空(CM):パナマ
  • クロアチア航空(OU):クロアチア
  • エジプト航空(MS):エジプト
  • エチオピア航空(ET):エチオピア
  • エバー航空(BR):台湾
  • LOTポーランド航空(LO):ポーランド
  • ルフトハンザドイツ航空(LH):ドイツ
  • スカンジナビア航空(SK):デンマーク・ノルウェー・スウェーデン
  • 深圳航空(ZH):中国
  • シンガポール航空(SQ):シンガポール
  • 南アフリカ航空(SA):南アフリカ
  • スイス インターナショナル エア ラインズ(LX):スイス
  • TAPポルトガル航空(TP):ポルトガル
  • タイ国際航空(TG):タイ
  • ターキッシュ エアラインズ(TK):トルコ
  • ユナイテッド航空(UA):アメリカ

※往路・復路や経由地の前後で、異なる航空会社の使用可能

ANA独自提携航空会社
  • エアドロミティ(EN):イタリア
  • マカオ航空(NX):マカオ
  • エティハド航空(EY):UAE
  • ユーロウィングス(EW):ドイツ
  • ガルーダ・インドネシア航空(GA):インドネシア
  • オリンピック航空(OA):ギリシャ
  • フィリピン航空(PR):フィリピン
  • ヴァージンアトランティック航空(VS):イギリス
  • ベトナム航空(VN):ベトナム
  • アリタリア航空(AZ):イタリア

※往復で単一の航空会社のみが使用可能(前者のように、往路・復路や経由前後で航空会社を変えることはできません)

※世界一周航空券への組み込み不可

今回は提携航空会社特典航空券について紹介していきます!!

必要マイル数

それでは、特典航空券を発券するにはどれほどのマイル数が必要でしょうか?

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こちらが提携航空会社の特典航空券を発券する際に、必要なマイル数です。

日本はゾーンが1-Aと1-Bに分かれています。

Zone1-A:国際線発券区間が日本発着の1区間のみ

例 大阪⇔東京⇔パリ

Zone1-B:日本発着以外の国際線区間がある

例 大阪⇔東京⇔パリ⇔ロンドン

こんな感じで分かれるようです。

提携航空会社で特典航空券を発券する場合、多くはZone1-Bを適用することになります。

今回私が発券する日本とオセアニアの往復では、Zone1-Aで45,000マイル~、Zone1-Bでは50,000マイル~となります。

ANA特典航空券ではシーズンごと(閑散期・通常期・繁忙期)によって必要マイル数が変動しますが、提携航空会社の特典航空券ではシーズンごとのマイル変動はありません!

夏休みや年末年始などの繁忙期では特に、提携航空会社の特典航空券はありがたい存在ですね(航空券の確保は激戦必至ですが)

発券ルール

正しく航空券を発券するには、当然そのルールに従って発券することが不可欠となります。以下特典航空券の発券ルールを紹介します。

発券ルール①
出発地からの必要マイル数が最も高い地点が目的地

例 東京⇔シンガポール⇔パリ
この場合、目的地はパリ

発券ルール②
往路復路のそれぞれ最初の都市と最後の都市は利用不可

例 東京⇔シンガポール⇔東京⇔パリ
この場合、2回目の東京は利用できません

発券ルール③
乗換地点はエリア制限内で(世界一周旅程は除く)

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例 東京(3)⇔ニューヨーク(1)⇔パリ(2)
東京を出発地としてパリへ行く場合、ニューヨークを乗換地点とすることはできません。

発券ルール④
出発地からの必要マイル数がより高いゾーンの都市を乗換地点には設定できません。また、乗換地点から目的地までの必要マイル数が、出発地から目的地の必要マイル数を上回るような乗換はできません。

例 東京(Zone1)⇔ニューヨーク(Zone6)⇔ホノルル(Zone5)
ニューヨークは乗換地点でなく目的地とされなければいけない

例 東京⇔ソウル(Zone2)⇔ニューヨーク
東京⇔ニューヨーク よりソウル⇔ニューヨークの方が必要マイル数が高く、ソウルを乗換地点にできない。

発券ルール⑤
出発地と最終帰着地が異なる場合、同一国内である必要がある。

例 東京⇔ニューヨーク⇔大阪

発券ルール⑥
往路到着地と復路出発地が異なる場合、同一エリア内である必要あり。異なるゾーンになる場合は、必要マイル数の1/2の合算。

例 東京⇒ロンドンパリ⇒東京

例 東京⇒ニューヨーク(Zone6)ホノルル(Zone5)⇒東京

乗り換えと途中降機(重要)

航空機を乗り換える際、その乗り継ぎは滞在時間により「乗り換え」と「途中降機」とに分かれます。

乗り換え
  • 乗り換えは24時間以内の滞在
  • 日本国内で往路・復路各2回まで、加えて日本以外で往路・復路各2回まで利用可能。
途中降機
  • 途中降機は24時間を超える滞在
  • 目的地以外に往路・復路いずれかで1回利用可能。

※ただし、途中降機は乗り継ぎ回数に含まれます

つまり特典航空券を使えば、目的地+1都市で、24時間以上の滞在ができるのです!!

1週間でも10日でも滞在できます!しかもマイル数は変わらず…!!(もちろんエリア制限内のみというルールはありますが)

これを使わない手はないですよね…!!

この買い方、損では?

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こちらはおなじみANAのトップページ。
ここからまずは普通に発券してみましょう。

マイルを使わずに発券

国際線航空券のページから進みます。

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東京ーシドニーの往復航空券の画面です。往路は2019.8.28、復路は2019.9.8としています。

単純往復で¥112,050となっています(燃油・税込み)

マイルを使ってみる

続いてはマイルを使って、東京ーシドニー往復航空券を発券してみましょう。

トップページの特典航空券⇒ANA国際線と進みます。

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こちらはANA直行便の東京ーシドニー往復航空券。

45,000マイル+¥34,050(燃油・税)となっています。

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今度は復路のみシンガポール経由

50,000マイル+¥24,190(燃油・税)でした。先ほどの通常発券よりは安くなりましたが……

ルールは最大限生かそう!

先ほど紹介した特典航空券の発券ルールを最大限に活用すれば、もっとお得に航空券を発券できます!!

それでは早速発券してみましょう!

旅程を組む

特典航空券ページ⇒提携航空会社と進み、「複数都市・クラス混在」から予約を進めていきます。

日付と出発地、到着地を入力していきます。

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旅程の詳細については後ほど説明します。

次に便を選択します。

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ANA便はANAのマーク、スターアライアンス便はエンブレムのマークがそれぞれ付いています。

「空席待ち」は取れないリスクが高いので、できるだけ「空席あり」の便を選択しましょう!

これを全区間行い、先述したルール内での旅程が組めると、次のような画面に移ります。(ルール違反になると、全便を選択したのちエラーになるようです)

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今回はこのように発券します!

旅程の解説

それでは、先ほどの旅程が果たしてルール通りに組めているのか、解説しながら説明していきます。

旅程
  • 往路:東京⇒クライストチャーチ
  • 復路:ロトルア⇒東京
  • 途中降機地:シドニー
  • 乗り換え地:シンガポール、オークランド、上海、大阪

※シドニーーメルボルンとクライストチャーチーロトルアは別途地上移動

今回の旅程では、往路乗り換えが海外で2回(うち途中降機1回)、復路乗り換えが海外で2回、国内1回あります。

往路・復路それぞれ海外と国内2回ずつ乗り換え可能⇒セーフ

途中降機も1回⇒セーフ

また、乗り換え地点はどこも、東京⇔NZよりマイル数は高くない!

注意

※日本からオセアニアへ旅行する場合、韓国は日本より高マイル数となるため経由地にできません!

ここで、今回の計画にあたり意識したポイントについていくつか紹介します。

Point

乗り換え時間も観光!

乗り換え便もあえて時間を大きくずらすことで、経由地も観光に充てます!最大24時間まで滞在できるので、時間によっては1泊してゆっくり回ることも…!

今回はシンガポール(13時間40分)オークランド(12時間35分)で組み込みました!両都市とも比較的小さくまとまっているので、十分楽しむことができそうです!(乗り換えで観光する際は、効率良く楽しめる小さな大都市がオススメ)

Point

長距離線は深夜便を駆使

これは人によりますが…ゆっくり寝たい人には向きません(笑)機内サービスも日中ほど十分ではないでしょう。

私はホテル代を浮かせたいので、できるだけ深夜便を組み込みました。

マイル数と支払総額はいかに…?

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そして気になるマイル数と支払額は50,000マイル+¥26,630(燃油・税)!!

先ほど紹介した航空券の選択肢をまとめると…

  • 東京ーシドニーANA直行便往復⇒¥112,050
  • 同   特典航空券⇒45,000マイル+¥34,050
  • 東京ーシドニー往復(SIN+NZ経由)⇒50,000マイル+¥24,190

普通に買うより9.5万円近く安くなりました!ANAシドニー往復よりも¥7,500おトクに!SIN経由との差額も¥2,500程度です…!

しかもこれらは東京ーシドニー往復の値段です。先のように複数の便を組み込んだ旅程では、さらに価格は上がること間違いありません。

どうですか?この差でシンガポールを半日観光してさらにNZも11日間滞在できるのです!!

これは使わないと損ですよね…!

ちなみに特典航空券では、座席指定も追加料金なしで行うことができます!今夏(2019年夏)よりANAでは座席指定に追加料金が必要(一部除く)となりますが、特典航空券の場合は例外なのです。

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×印以外の座席から選択できます。

私はいつも「flightradar24」というアプリを使って搭乗便の航路を確認し、眺めたい景色の側の窓側を取ります。

夜便なら片側は真っ暗な海、もう一方は綺麗な夜景なんてこともありますから(笑)

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ロトルアーオークランドの便はプロペラ機のようで、1便50席しかありませんでした…

フライトレポや旅の様子は今秋にまた紹介したいと思います!
お楽しみに!

以上、
【裏技】ANA特典航空券のおトクな発券方法を紹介!
でした!

みなさんもマイルを貯めてお得に周遊旅行をしませんか?

fin.

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