今回は世界遺産の首里城と斎場御嶽へ訪れた様子をお届けします!!
前回までの沖縄旅行の様子はこちらよりどうぞ!!
3/27
NH1097 羽田17:10→那覇19:55
パシフィックホテル沖縄 泊
3/28
本島南部周遊・首里・名護
オキナワ マリオット リゾート & スパ 泊
3/29
美ら海・今帰仁・やんばる国立公園
AJリゾートアイランド伊計島 泊
3/30
NH1868 那覇15:10→熊本16:40
NH648 熊本17:20→羽田18:55
本記事2日目(3/28)となります
それでは、いってみましょう!!!
目次
琉球王国のグスク及び関連遺産群
本編へと入る前に、沖縄の世界遺産についてザックリ紹介します!
沖縄本島には大小様々な遺跡群が点在しています。これらのうち9か所が世界文化遺産に認定されており、まとめて「琉球王国のグスク及び関連遺産群」として2000年に登録されています(国内で11番目)。
Ⅱ. 建築,科学技術,記念碑,都市計画,景観設計の発展に重要な影響を与えた,ある期間にわたる価値観の交流又はある文化圏内での価値観の交流を示すものである。
Ⅲ. 現存するか消滅しているかにかかわらず,ある文化的伝統又は文明の存在を伝承する物証として無二の存在(少なくとも希有な存在)である。
Ⅵ. 顕著な普遍的価値を有する出来事(行事)、生きた伝統、思想、信仰、芸術的作品、あるいは文学的作品と直接または実質的関連がある(この基準は他の基準とあわせて用いられることが望ましい)。
となっています(文化庁HPより抜粋)
- 首里城(那覇市)
- 中城城跡(北中城村)
- 座喜味城跡(読谷村)
- 勝連城跡(うるま市)
- 今帰仁城跡(今帰仁村)
- 斎場御嶽(南城市)
- 園比屋武御嶽正門(那覇市)
- 玉陵(那覇市)
- 識名園(那覇市)
構成遺産群分布マップ(自作)
「グスク」というのはいわゆる「城」のことですね
構成遺産のうち、私たちは3泊4日の旅行で首里城、中城城跡、今帰仁城跡、斎場御嶽、玉陵の5か所へ訪れることができました!
今回はそのうち斎場御嶽と首里城、玉陵を訪れた様子をレポートしたいと思います!
今帰仁城跡の記事はこちら
念願の美ら海水族館へついに!!周辺スポットもまとめて紹介!―沖縄旅行#8
世界遺産・斎場御嶽へ!!!
斎場御嶽とは
斎場御嶽(せーふぁうたき)は、琉球王国の創世神「アマミキヨ」が作ったといわれる琉球王国最高の聖地(琉球王国最高の聖地ってめちゃくちゃテンション上がる!!)
そもそも御嶽とは南西諸島に広く分布している「聖地」の総称
斎場御嶽の中には全部で6つのイビ「神域」がありますが、中でも大庫理・寄満・三庫理はいずれも首里城内にある部屋と同じ名前です。(このあと首里城行ったのに全然気付かなかった……w)
琉球王国時代、国家的な祭事には聖なる白砂を「神の島」といわれる久高島から運び入れ、それを御嶽に敷き詰めていました。
斎場御嶽は、琉球国王や聞得大君の聖地巡礼行事を今に伝える「東御廻り」(アガリウーマイ)の参拝地として、現在も多くの人々から信仰されています。
さっそく内部へ!!!
おきなわワールドをあとにした私たちは、このとき経路的に
- このまま北上して那覇へ向かう
- 東進して斎場御嶽へ向かう
という2パターンがありました
しかし、時間にある程度余裕もあったので、せっかくだからということで斎場御嶽へ向かうことにしました!!世界遺産というパワーワードに惹きつけられたのが正直なところですが
再び国道331号へと戻り、東に進むこと約20分
斎場御嶽に到着です!!!
駐車場は国道沿いにある道の駅?的なところにありました(南城市地域物産館のようです)。そこで入場券も買うことができます。(大人300円/人)
道の駅から10分弱ほど歩くと写真の入口へたどり着けます。建物に入ると御嶽内部での注意事項のビデオ鑑賞。
念のため…
- 聖地は祈りの場所であるため敬う心構えで
- ガイドとともに回ることがお勧め(自分たちは個人で回りましたが…)
- 拝んでいる人に声を掛けたり写真を撮ったりする行為で祈りを妨げない
- 聖地内の石や動植物を持ち出さない
- 神聖な香炉に座ったり物を置いたりしない
ということでした。
あくまで神聖な場所ということを忘れずに…!
10分ほどでビデオが終わり、ようやく御嶽内部へ…!!
おぉ…世界遺産に来たんだなぁという感じがします。
入口から山を登っていくと、まずは左手に大庫理(ウフグーイ)
一番初めに見える拝所です。
大広間や一番座という意味があり、前面には石畳が敷かれた祈りの場(ウナー)があります。
参道はこんな感じ
石畳で滑りやすくかなりの急坂であるため、歩きやすい靴が良さそうです。(ヒールNGとの注意書きもありました)
さらに歩くと右側に砲弾池
突き当たりまで進むと
寄満(ユインチ)に辿り着きます。
王府用語で「台所」という意味だそうですが、調理をしていた場というわけではなく、世界中から交易品の集まる「豊穣の満ち満ちたところ」と解釈されているそう。
そしてお次は…
三庫理(サングーイ)
隙間から差し込む光が何とも神秘的です……
この近くには、鍾乳石から滴り落ちる「聖なる水」を受けている壺もありました。
ここで順路はひとまず終了ですが、エクストラステージ(適当)にも行ってみました(笑)
こんな感じに砲台跡や禊をしていたと思しき泉があります。
しかし、ここは相当な急斜面を降りる必要があるので、体力に自信のある方のみという感じでしょうか…
琉球王朝時代の神聖な場所ということもありかなり神秘的なものを見れた気がします!
時間のある方はぜひ…!
このあと、車でいよいよ那覇市内へ突入します!
斎場御嶽
〒901-1511 沖縄県南城市知念久手堅455
TEL:098-949-1899
営業時間
- 11~2月 9:00~17:30(最終チケット販売16:45 最終入館17:00)
- 3~10月 9:00~18:00(最終チケット販売17:15 最終入館17:30)
入館料
- 大人300円
- 子ども150円
世界遺産・首里城へ!
首里城について
首里城といえば、誰もが知る沖縄本島の超有名定番スポットではないでしょうか!
県の統計(H25年度外国人観光客実態調査)によれば首里城は、美ら海水族館と国際通りに次いで県内で3番目に観光客を集客しているそう!(全観光客のうち49.2%ということで、2人に1人は訪れていることになります)
あの赤い門と石積みが琉球っぽい雰囲気を出していますよね!(語彙力無くてすみません)
そんな首里城についてまずはざっくり紹介したいと思います
首里城は沖縄の歴史・文化を象徴する城とされています。
首里城は内郭と外郭とに分けられ、内郭は15世紀初期に、外郭は16世紀中期に完成しています。正殿をはじめとする城内の各施設は東西を軸線に配置されており、西が正面となっている点は、首里城の特徴の1つです。
中国や日本と長い交流の歴史があったため、首里城は随所に中国や日本の文化の影響を受けており、正殿や南殿、北殿はその代表的な例と言えそうです。
首里城は国王とその家族が居住する「王宮」であったと同時に、王国統治の政府機関「首里王府」の本部でもありました。さらに、王国祭祀を運営する宗教上のネットワーク拠点や、文化芸術の中心としての機能も果たしていたそうです。
1879年に「沖縄県」となった後は、日本軍の駐屯地や各種学校等に使われました。1930年代に大規模な改修がなされますが、1945年の大戦により全焼。戦後、跡地は琉球大学のキャンパスとして使われましたが、大学移転後に復元事業が推進され現在に及んでいます。
復元された首里城は18世紀以降をモデルとしています。
2000年12月、首里城跡は国内11番目の世界遺産として登録されました。
(首里城HP参考)
いざ、首里城へ!!
長くなりましたが、いよいよ首里城内部へと潜入します!
駐車場から繋がっている総合案内所を抜ければ、首里城の順路へと合流できます。
まず守礼門を抜けて
少し進んだところに、同じく世界遺産の園比屋武御嶽石門があります。
さらに歓会門を抜けて
奥の赤い門が瑞泉門。ようやく首里城っぽくなってきました!
上からの景色はというと…
万里の長城のような石積みが素晴らしい!
さらに上ると、下之御庭という広場に到着
有料エリアへ入るにはここの券売所でチケットを買います(大人820円)
奉神門より先、いよいよ有料エリアに突入!!
おぉ…!!!
首里城正殿です!!!かっこいい………!!!
正殿内の大庫理(ウフグーイ)
王妃や身分の高い人たちが使用していたのだとか
書院・鎖の間
正殿を抜けて、首里城最奥部の高台にも登りました
那覇の市街地に浮かぶ赤い宮殿…とても荘厳な雰囲気でした。
最後に北殿とその中の土産ショップを適当に散策して終了です。
最後に案内所でこいつを渡します
そう、みんな大好きスタンプラリーカード!!!スタンプをすべて集めると景品が貰えるそうで、ちびっ子たちと一緒に押して周りました。
気になる景品がこちら
シールとクリアファイル(ミニ)でした。ちびっ子たちの好きそうなナイスセンスです()
こんな感じで約1時間弱ほどで首里城を周りました。
琉球王朝の雰囲気を残す沖縄の鉄板スポット、一度訪れてみてはいかがでしょう?
- 4~6月(8:30~19:00)
- 7~9月(8:30~20:00)
- 10~11月(8:30~19:00)
- 12~3月(8:30~18:00)
※閉館30分前に入場券販売締め切り
- 大人 820円
- 高校生 620円
- 小中学生 310円
- 6歳未満 無料
世界遺産・玉陵へ!!
玉陵について
玉陵(たまうどぅん)は1501年、尚真王が父 尚円王の遺骨を改葬するために築かれ、第二尚氏王統の陵墓となりました。
墓室は3つに分かれ、中室は洗骨前の遺骸を安置する部屋、創建当初の東室は洗骨後の王と王妃、西室には墓前の庭の玉陵碑に記されている限られた家族が葬られました。
全体のつくりは、当時の板葺き屋根の宮殿を表した石造建造物になっています。
(玉陵パンフレット参考)
いざ、玉陵へ!!
首里城から歩くこと数分、忘れてはいけないもう1つの世界遺産玉陵へとやって来ました!
数日前に見ていたあるテレビ番組の百名城特集で、首里城とともに紹介されていたのがこの玉陵。首里城へ来たら絶対に訪れたほうが良いと聞いたので、今回行ってみることに。
入口にはこのように世界遺産碑も。
券売所で入場券(大人300円)を買い、まずは建物下階の資料館を見るよう勧められます。
玉陵はもちろん、琉球王朝や尚氏に関するパネルが多く展示されていました。あまり興味はないのでササっと形だけ見て、史跡へと向かいます。
内部はこんな感じ
お墓ということもあり、これ以上内部へは立ち入れませんでした。
正直へぇぇという感じでした…もう少し尚氏や琉球王朝に詳しいと感動するのでしょうが…
こんな感じで10分ほど見て移動しました。
(次は首里城だけでいいかなとか思ったり思わなかったり)
初めて来るときは首里城のオマケだと思えば良いのかも
玉陵
〒903-0815 沖縄県那覇市首里金城町1-3
TEL:098-885-2861
営業時間:9:00~18:00(入場締め切り17:30)
入場料
大人 300円
小人 150円
以上
【必見】世界遺産・首里城と斎場御嶽を探訪!!-沖縄旅行#5
でした!
それでは、また!
fin.