2024年のGW、長期休暇が取得できたため熊野古道へ行き、6泊7日(テント込み)で中辺路を完全踏破しました。
紀伊田辺駅~稲葉根王子にかけて歩いた、2日目の様子をまとめていきます。
初日の様子はこちらから。
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目次
行程の概要(Day2)
2日目は、中辺路の起点となるJR紀伊田辺駅から稲葉根王子まで、16.8kmを歩きます!
(1日目は、分岐ルートとなる潮見峠を先回りで歩いています。)
多少のアップダウンはありますが、ほぼ平坦で、街なかや農地の中をゆったり歩きました。
2024年4月28日(日)
距離:16.8km
累積標高差:+233m / -215m
| 時刻 | 経由地 |
|---|---|
| 10:05 | JR紀伊田辺駅 |
| 10:20 10:40 | 扇ヶ浜 |
| 10:50 11:00 | 道分け石 |
| 13:05 13:05 | 三栖王子 |
| 14:15 14:25 | 稲葉根王子 |
| 14:45 | アイリスパークオートキャンプ場 |
※ 上段:到着 / 下段:出発(目安)

トレイルノート
前日は、中辺路唯一の分岐ルートとなる潮見峠越えを先回りで完踏!
紀伊田辺駅前のホテル花屋さんに宿泊しました。

紀伊田辺駅を出発
6日後に宿泊する名古屋のホテルに荷物を送り、少し遅めの10時前に出発。
今日から改めて、6日間にわたる中辺路スルーハイクが始まります!
午前10時、紀伊田辺駅前をスタート!
記念に「紀伊田辺駅」の看板とザックを一緒に1枚撮ってみました。
今回は、5泊中4泊がテント泊となりますが、約40LのULザック1つに詰め込んで歩きます。

潮垢離
紀伊田辺駅を出発して早速、本ルートから外れ、駅前通りを海に向かって10分ほど進みます。
到着したのは扇ヶ浜潮垢離場!
平安時代~鎌倉時代に熊野詣を行った貴族たちは、中辺路を歩く前に、「出立浜」(田辺市)と呼ばれる浜で潮垢離を行い、身を清めていたとのこと。現在は、「出立浜」は埋め立てられていますが、その代わりに設置されたのが、扇ヶ浜の潮垢離場とのことです!
今回は、できる限り古の貴族と同じルートで中辺路を巡るのが目的!
ということで、私も潮垢離をして、中辺路の山中へ向かうことにします。
ところが、実際いざ潮垢離をしようとすると、水が干からびています笑
本来はここに海水がでてきて貯まっているようなのですが…


潮垢離の作法は自己流で良いとのこと。
今回は海に突入して潮垢離ということにしました笑

せっかくの良い天気だったので、砂浜で瀬戸内海をバックにザックを撮影!
ここから中辺路を駆け巡り、紀伊半島を横断します!

Note
潮垢離
- 平安時代~鎌倉時代に熊野詣を行った貴族たちが、中辺路を歩く前に身を清めるために行っていたとのこと
- 「出立浜」と呼ばれる浜で行っていたが、埋め立てられた現在は、その代わりとして扇ヶ浜の潮垢離場で体験できる
- 扇ヶ浜はJR紀伊田辺駅から歩いて10分弱ほど
- 中辺路のルートからは逸れるが、熊野まで歩くなら行く価値あり!
道分け石
潮垢離を行って身を清めたあとは、再び紀伊田辺駅方向に向かって戻ります。
次に訪れたのは、道分け石と呼ばれる石碑です。
紀伊田辺駅近くにある道分け石は、熊野古道のうち中辺路・大辺路・紀伊路の起終点となっている重要な場所。
つまり、昔から今に続く中辺路のスタート地点というわけです。
西から進んでくると、「左くまの道」に従い中辺路へ、もしくは小さい字「すくハ大へち」に従い直進すると大辺路へと続きます。
また、北から来ると、「右きみゐ寺」(紀三井寺・和歌山市)に従い、和歌山方面(紀伊路)へ進みます。


また、道分け石の前では、記念ストラップも200円で販売されていました。
せっかくなので1つ購入し、今回はこれをザックに付けて中辺路を歩いていきます。

ちょうど道分け石前の通りはお祭りをやっていて、人で大賑わいでした!

Note
道分け石
- 中辺路、大辺路、紀伊路の起終点となっている、熊野古道の要となるポイント
- 道分け石の前では記念ストラップも販売、お守り代わりとして買ってみては?
紀伊田辺駅~三栖王子
道分け石から、いよいよ中辺路の本ルートを熊野に向かって進んでいきます。
しばらくは会津川に沿ってひたすら歩いていきます。
川の風がとても心地よく気持ちいいです。

昨日、雨の中を歩いたため、2日目にしてシューズのインソールが剝がれかけてしまい、慌ててコーナンでアロンアルファを購入。
こういうアクシデントの対処や融通が利きやすいのも、街なかのロングトレイルの良いところ。
このあとは、最後まで剥がれることなく歩き通すことができました。

川沿いを離れて住宅街に入ると、最初の王子・秋津王子に到着。
押印帳のチェックポイントではないですが、意外と分かりにくいです。
大きな神社、祠のような立派な王子もあれば、このように石碑だけのひっそりとした王子まで、ルート上には様々ありました。

再び川沿いに合流してしばらく進むと、昨日潮見峠ルートと分岐した下三栖交差点に到着。
昨日は左に進みましたが、今日は直進して稲葉根王子を目指します。
(2つのルートは滝尻王子で合流します)

ここまでは一般的なアスファルトのロードが大半ですが、この先は獣道や畑・裏山のような場所が増えていき、少しずつ「熊野古道」を歩いている実感が出てきます。
(むしろここまでは普通の道路すぎてほとんど全く熊野古道感は無いです笑)
裏山のような道を登っていくと、その頂上に三栖王子が見えてきます。
見晴らしもよく、あたりが一望できました!



三栖王子~稲葉根王子
三栖王子からは、会津川沿いを離れ、富田川に向かって山道や獣道(もはや見えない)を下っていきます。
川と川に挟まれた丘陵地帯を越えていくため、小さな山が連続していて意外と疲れます。


田辺市を越えて上富田町に突入。
再びロードに戻り、しばらく歩くと八上王子に到着です。
お店やコンビニも少ないこの辺りでは貴重なトイレも整備されています。


八上王子の先も、引き続きアスファルトの道が続きますが、稲葉根王子の近くで細い山道に変化。
本日最初で最後の難関、急な稲葉根峠を越えていきます。
登りも下りも道が細く、また土が滑りそうで苦戦しました。



稲葉根峠を越えて下ると、稲葉根王子の裏手に出ます。
(後々聞いた話では、稲葉根峠を越えずとも、迂回してロード経由で簡単に稲葉根王子へ出れるとのこと。。。)
稲葉根王子は神社のようで、大変立派でした!
本日唯一の押印帳スタンプをゲットです!



稲葉根王子の向かいには、水垢離場があります。
出発時に立ち寄った潮垢離場と同様、平安貴族たちは富田川の清流で身を清めていたそうです。
富田川に直接入れるわけではないですが、水垢離体験場が整備されており、ベンチに座って身を清めることができます。
(ただし、9時~16時までの開放なので時間にご注意を!)



MIZUGORI CAMP(テント泊)
稲葉根王子から10分ほど歩くと、本日のキャンプ地:MIZUGORI CAMPに到着!
私が調べた中では、田辺~近露までの間で唯一あるキャンプ場です。
10数区画ほどあり、場所は到着順で選ぶことができました。(ただし、要予約)
MIZUGORI CAMP 予約サイト
川の近くのため清流の音や風が本当に心地よく、またトイレなどの設備も綺麗で本当に過ごしやすかったです。
GWということもあり、みな大型テントでファミリーキャンプを楽しんでいるようでした。



キャンプ場の徒歩5分圏内にはコンビニやスーパー、食事処などもあり食事面では全く困りません。
夕食はご当地ものを食べたいと思い、スーパーでさんま寿司を買って食べました。


最後に、キャンプ場の受付の方に紹介いただいた富田川の潜水橋が、とても良い雰囲気だったので載せておきます!

Note
MIZUGORI CAMP
- 稲葉根王子から徒歩10分ほど、滝尻までの間では唯一の野営場
- 設営は早い人から好きな区画を取る、区画は十分すぎるほど広い
- 富田川沿いにあり、川のせせらぎが本当に気持ち良い
- 周囲にスーパーやコンビニ、飲食店あり!食料には不自由なし(翌日以降を考え、ここで買い溜めるのも◎)
- シャワーの使用は不可
- テントでの利用料は、1人2,700円
- 要事前予約
- https://mizugori-camp.com/
まとめ
この日のまとめ
- 熊野詣の前に、潮垢離と道分け石への訪問は忘れずに
- 紀伊田辺駅を出てすぐ会津川の川沿いはとても気持ち良い
- 全体的にロードが多いが、ところどころ出現する野道・獣道はルートが不明瞭な部分も…足場と道迷いには気を付けて
- 稲葉根王子へは山道と巻道(ロード)の2ルート、クラシックな山道は稲葉根峠の足場に要注意
- 意外とほぼコンビニは無く、トイレや補給には注意を
明日はいよいよ本格的な中辺路に突入!
3日目に続く!
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